奈良の秘境と言われる奥吉野上北山村

今も吉野杉箸の伝統を守り続け、創業45年を迎えた「新屋製箸所」

日本一雨の多い大台ケ原で育った上北山村の吉野杉は、天下に誇る良材としてなくてはならない建築材です。
森林の成長を促すために、混み過ぎた林を切ったり抜いたりするときに出る木材を間伐材といいます。
吉野杉箸はこの間伐材だけでなく建築材を採った外側の部分(端材)も利用して森林資源を守り、
木目の美しさと繰り返し使える丈夫さから日本遺産にも選定されています。

新屋製箸所では職人熟練の技法で一本一本真心込めてお作りしています。

天そげとは?

「天を削ぐ(そぐ)」ような斜めにカットされたお箸の頭の形を表し、その形をしたお箸のことを天そげ箸といいます。
斜めにカットした部分を上に向けて置くことで木目の美しさを見せます。


大正5年奈良県吉野郡で開発され、斜めにカットすることにより食事中も美しい木目を楽しめるようにしました。
お客様をもてなすという日本人ならではの心遣いが感じられるお箸です。


割箸製作技術

明治時代の初めに吉野で酒樽などの樽を作る樽丸製作技術から派生した技術で、
樽丸を作る際に出た使えない端材 を余すことなく使用するためにこの技術が生まれました。
現在では様々な技法を駆使した割箸が作られています。

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